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第2回 「"歯を磨く"について思うこと」
2005.12
歯を磨く・・・ブラッシングする・・・。

歯磨きは英語ではBrush(one’s teeth)。意味を調べてみると、
Brush:ブラシをかける、磨く
    軽くかすめる、かする、〜を払いのける


なんとなく力の抜けた軽やかな感じがします。
対して日本語で言うところの“歯を磨く”の“磨く”の意味を調べると、


磨く: 物の表面を研いでなめらかにする
    こすって汚れをとったり、つやを出したりする
    念入りに手入れをして美しくする。


やけに力はいっている感じがします。


“歯磨きがんばってください”などとよくお話をするのですが、次に診させていただくと、がんばった成果? として、歯肉に見事な擦過傷(擦り傷)をつくってくる方もいます。
“磨く”“がんばる”という言葉の感覚的な部分から、歯を磨くときもごしごしと力がはいってしまうのでしょうか?お話の仕方にも気をつけないといけないなと思うところです。


歯を磨く目的は、歯垢の除去(プラークコントロール)が主なものであります。
力を入れてのごしごし磨きはプラークの除去のためには効率も悪く、歯肉や歯にダメージを与えてしまいます。一回の歯磨きのダメージはそれほど大きなものではないかもしれませんが、日に2回〜3回で365日の歯磨きを続けていけば硬い歯も削れてしまいます。


変なたとえ話をさせていただきますが、日々の家事の中でステンレスのシンクを洗うとき、硬いたわしにクレンザーをつけてごしごし洗いますでしょうか、また、愛車を洗車するときもたっぷりと水を含ませたスポンジでやさしく丁寧に洗うのではないかと思います。このどちらも洗う対象に傷をつけないように洗っていると思うのです。
歯磨きにおいても同様に、力をいれてごしごし磨いてしまうと歯に傷がついてしまうというイメージを持っていただき、力をいれすぎないようにして、1本1本の歯をやさしく丁寧に磨いていただければと思います。

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