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第7回 「歯周病のイメージ(?)」
2006.9
歯周病というと歯がぐらぐらしてきてそのうちに歯が抜けてしまう病気ということは皆さんご存知いただいております、そこまでにいたる途中経過ももう少しイメージとして知っておいていただくと、歯周病予防に役立つのではないかと思い、できるだけイメージしやすく(?)歯周病の進行の過程などを、書いてみたいと思います。

細菌が体内に侵入すると、人間の体は免疫機能で細菌をやっつけます。 細菌と免疫が戦っている場所では、腫れたり、赤くなったり、痛みが出たりします。 その状態のことを、炎症を起こしていると表現します。

歯周病においても口腔内の歯周病原因菌によって、歯の周囲の組織が炎症を起こします。

炎症の現場では細菌と免疫が戦っておりますが、その戦いにおいて細菌の勢いが免疫に勝るとひどく腫れたり、痛んだり、熱が出たりといった“急性症状”がでます。

逆に免疫が勝つと、赤みや腫れが引けて、“治癒”します。

決着がつかず、戦いが一進一退のこう着状態になると、“慢性の炎症”という状態になりますが、この状態の時、局所的には炎症による赤み、腫れ、軽度の出血などがあっても、痛みなどの感覚的な不具合があまり無く、病的な状態にあるという認識がしづらいことから、気づかない、あるいは放置してしまうことになりがちです。

このこう着状態が長期戦になると、歯を支えている骨(歯槽骨)がじょじょに吸収され、そのうちに歯がぐらぐらしてきたり、ひどく腫れたり、膿が出たり、痛んだりといった症状が頻繁に出てきます。歯科に来ていただくのはたいていの場合この状態になってからで、結果として歯を失うといったことに至ってしまいます。

上で記した以外にもさまざまな要因が病状の進行に複雑に絡み合ってくるのが歯周病ですが、まずは歯周病で歯を失うまでの一般的な簡単な流れと思ってください。

この流れをまずはイメージしていただくことから、健康維持のために人が自らの意思で介入できること、しないといけないこと、またしてはいけないこと、歯医者に行くべきタイミング、歯を失った後どうなるかなどなど、なんとなくでもイメージを広げていただければ幸いです。
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